小児には小児に適した治療方法があります。
子供の歯、つまり乳歯は大人の歯が小さくなっただけでは無いのです。もちろん数も違います。乳歯は全てで20本ですし、永久歯とは大きく形態も異なります。その形態的な特徴として歯の高さが低く、面で接触をしています。よって、見た目だけでは虫歯かどうかが分かりにくい傾向が有ります。そして、乳歯は永久歯よりも歯の質は良くありません。それは永久歯は6年間程度かけて、作られるのに対して、乳歯はその半分以下の期間で作られるからです。
レントゲンを撮らないと虫歯は分からない場合が多いのです。
乳歯の虫歯は、咬む面または、歯の間に虫歯が出来ませす。歯の間は第一乳臼歯と第二乳臼歯の間です。つまり、乳歯の一番奥と、その手前の歯の間に虫歯が出来ることが多いのです。しかし、ここに虫歯が有るかどうかは、穴が開いて初めてわかるケースが多いです。よって、当院では、定期的にレントゲン撮影をして虫歯の有無を確認します。もしも1か所に虫歯を発見した場合には、他の3か所にも虫歯が有る場合が多いです。この場合、8本もの虫歯が有るある事になります。ただ、この様な虫歯は、レジンという樹脂を充填するだけで治療が終了します。