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- 治療について - インプラントのよくある質問

インプラントのよくある質問

インプラントに関するFAQ

現代のインプラントは、チタン合金または、純チタンで作られています。稀にジルコニアの様な物質でつくられたものもあります。

凡そ物体の寿命は10年程度と考える必要があります。それではインプラントは10年しか持たなく、その10年をすると取り換える必要があるかと言えば、その様な事はございません。同じ法人の小机歯科では20年を超えるインプラントがたくさんあります。ただ、中には20年程度でインプラント自体が折れた症例もあります。よって永久に持つとは言えません。

現在のインプラント先端が尖った円柱型が殆どです。その太さは3ミリ台から5ミリ台です。長さは短いモノでは8ミリ程度です。標準的には10ミリから12ミリです。現在では16ミリの様な長いインプラントは使わなくなりました。

インプラントの直径や形態に準じたドリルが用意されています。つまり直径が5ミリ、長さが10ミリのインプラントを埋めるとすると、最終的なドリルの直径はこの形態に準じたモノが用意されています。つまり、非常に規格化された器具があるのです。

チタン合金は非常に硬いので、折れる事は滅多にありません。しかし、10年を超えたインプラントでは金属疲労により折れる場合もあります。

チタン製のインプラントは、スウェーデンの整形外科医のブローネンマルク氏により約50年前に始まりました。

昔は材質の違いが有りましたが、現在ではほぼ純チタンかチタン合金。それも医療用のチタンを使っているので、違いはそれほど無いと思います。しかし、インプラント表面の性状は各社、工夫しております。その一つが当院で使っているレーザーロックインプラントです。このインプラントは骨以外の軟組織が付着する唯一のインプラントです。この作用によりインプラント周囲炎を防ぐと言われています。

日本のメーカーも何社かあります。パイオニアとしてK社があります。チタンのインプラントが発表される前から人工サファイヤの様なインプラントを開発していました。現在でも国産インプラントではトップシェアだと思いますが、海外では殆ど売られていない様です。

抜歯をしたと同時にインプラントを埋めてしまうのが、抜歯即時インプラント。インプラントの周囲を血餅という血液の塊がインプラント周囲を守ります。ただし、埋め方が浅かったりするとインプラントが脱落したり感染をしてしまいます。また、抜歯をして生じた孔にそのままインプラントを埋め込む場合は少なく、抜歯をした部分の骨の状態をドリルで修正をして埋める必要があります。これがかなり難しいテクニックを必要とします。

普通の歯には歯根膜と言う膜が歯と骨の間にあります。しかし、インプラントはありません。だからと言って、咬んだ感じに違いは無いようです。

インプラントはチタンと言う金属でできていますが磁力は帯びておりませんので、地場を利用するMRIには影響を与えません。ただし、義歯の中に磁石を入れてあるモノがあります。これは外したほうが良いでしょう。

上顎は半年、下顎はその半分と言われています。しかし、もう少し早いと思われます。特に、上顎は半年待たなくても良くなってまいりました。また、インプラントを埋めた時の留まり具合では、その日に仮の上部構造を装着する事も可能になってまいりました。これを即時荷インプラントと呼びます。

これは、下顎の前歯の部分です。ここは骨の幅が非常に薄い場合が多いからです。インプラントは板にネジを入れるのと同じで板の厚さが必要になります。この厚みがこの下顎前歯部では足りない場合が多いからです。また。この下顎前歯部には、舌下動脈やオトガイ下動脈という比較的太い動脈が存在します。これらは骨の中にはなく、舌側の骨の外面にあります。よって骨の中をドリルで削っている分には障害することはありません。しかし、ドリルが骨を突き抜けてしまうと、これらの動脈を巻き込んで出血させてしまう場合があるのです。世界中でのインプラントによる重篤な事故は、殆どこの下顎前歯部で生じています。当院では、この部分にインプラントを埋める場合は術中のCT撮影などを行うことにより細心の注意を行うようにしています。

検査の数値によっては、糖尿病の治療を優先して行っていただきます。 その数字はグリコヘモグロビンA1Cです。これは採血前1カ月程度の血糖値の状態を表します。正常値は5.5以下程度です。これが6.5以上は糖尿病とされます。 インプラントを行う場合は7.0以下程度にならないとなりません。その理由は、糖尿病の病状が悪い場合は、細菌感染を起こしてインプラントがダメになり易いからです。よって糖尿病の方がインプラントをされる場合は、これらの数値を改善してから行います。

出来ない事は無いですが、インプラントが骨に結合する確率が下がったり、傷の治りが悪かったりします。特に、骨を造るようなGBRと言う手術や、上顎洞内に骨を造るサイナスリフト術を行う場合は、手術の前後は禁煙が必須です。どちらにしてもタバコはインプラントに良くはありません。当然、歯周病の憎悪因子でもあります。

骨粗しょう症の薬のうち、ビスフォスフォネート系の薬剤を3年以内服用ならば、3カ月程度以上薬の服用を止めてからならばそれほど問題は無いと考えられています。しかし、3年以上の服用期間が有る場合は未知数です。骨の代謝が通常とは違うからです。 この薬剤を長期間服用していた場合に、確率は低いですが骨の壊死が起こってしまうのです。しかも、壊死が起こってしまうと有効な治療方法が無いのです。

全身の骨密度と、顎骨の骨密度はある程度は比例すると考えられます。しかし、歯科用のインプラントは、埋める部分の骨のヒストリーの方が大きく影響します。つまり、歯を失った原因のほうが要因は大きいのです。歯を失った原因が歯周病なのか、それとも歯が折れてしまったのか等です。自分の歯が有ったときにいつも腫れを起こしていた様な場合は、骨が硬くなっているようなケースが多いのです。この様な硬い骨は血管が少ないために、インプラントには不利な条件になります。よって、あまり炎症を起こすような場合は、早めにインプラントにしてしまった方が予後が良い場合があります。

あります。それは下顎の骨の中です。下顎の骨の中にはパイプラインである、下歯槽神経管と言う構造物が誰にでもあります。この中に動脈も静脈も並走しています。よってこれらを傷つけないように、プランニングの段階から気を付ける必要があるのです。そして、インプラントとこれらが近くなりそうな場合は、インプラントを埋めている術中に歯科用CTの撮影を行うことにより確認をします。

現在では骨造成ということをします。自分の骨に似た骨補填材という物質を骨の足りない部分に置いて、自分の骨が伸びてきて置換をするのを待ちます。ただし、上顎洞内に骨を造成する様な場合は比較的簡単なのですが、下顎の骨の高さを増すような骨造成は非常に難しいです。

ダメになります。ただ、それは歯周病を放置したままでインプラント治療を行った場合です。しっかり歯周病を治療した場合には大丈夫です。特に、歯周炎(歯槽膿漏)の治療を受けた方は、インプラント周囲炎になり易いですので、口の中を清潔に保つと共にメインテナンスが必須となってきます。

やはり歯磨きを含めて口の中が汚れてまいりますと、普通の歯が歯槽膿漏になるのと同じでインプラント周囲炎と言う状態になってしまいます。そのため当院では、その様な患者さんに対しては訪問診療を行っています。

チタンは磁力を帯びませんので、磁石はくっつきません。

チタン合金の方が強度がありますので、合金製の方が良いと考えています。4.2ミリの純チタンのインプラントが20年を経過して折れた症例があります。

インプラントの多くは、歯に相当している部分を小さいチタン製のネジで留めています。このネジに使うドライバーがメーカー毎に異なります。また、インプラント本体と歯に相当する部分の接合形態もインプラントメーカーによって全く違うのです。そのため、出来ればインプラントを行った歯科医院で直すことをお勧めします。ただ、メーカーとインプラントの規格が分かれば、対応可能な場合もあります。

ありません。 ただ、インプラントをした後は、食の改善をした方が良いでしょう。 人は、歯が無い時は炭水化物中心の食事をしています。インプラント治療をして食べられるようになったのに、同じような炭水化物中心の食事を続けると、カロリーオーバーになり太ってしまいます。インプラント治療で何でも食べられるようになったら、繊維性の食物も食べるようにしなければなりません。

何でも咬めます。しかし反対側に自分の本来の歯が有り、神経を取ってあり何か被せてあった場合は、そちらが壊れる可能性がありますので、ゆっくり咬む事をお勧めします。

有りません。入れ歯からインプラントに替えられる方の殆どが、この鬱陶しさをあげる方が多いです。インプラントは義歯の様に粘膜には力がかからないからです。ただし、義歯は取り外して洗えますが、インプラントはそれが出来ないので、丹念に歯磨きをする必要があります。

有りません。構造的にはネジを緩めれば掃除はできます。しかし、文献によると金属部分にも軟組織の付着が見られる場合もあり、外すとそれらも破壊してしまうので、行わないほうが良いとされています。

普通の歯が歯槽膿漏になるのと同様に、インプラントの周囲に炎症を起こす事が有ります。それをインプラント周囲炎と言います。口の中が汚れているとなる確率が高くなりますので、口の中を清潔にしておく事が大切です。また、インプラントの部分に極端に強い力がかかっている状態が続くと、周囲の歯茎の様な軟組織が迷入しきて動揺をきたす場合もあります。この様にインプラントが動いてしまうと、抜去しかありません。

恐らく、下顎の臼歯部のインプラントだと思います。この部分の骨の中に、下歯槽神経管という神経が通っているパイプラインがあります。これをインプラントのドリルなどで損傷すると麻痺が起こる場合があります。ただ、通常は歯科用CTでプランニングをしっかり行えば、この様な事はありません。むしろ下顎親知らずの抜歯の時の方が明らかに確率は高いです。

上顎のインプラントの場合、骨の高さが足りない場合には、ソケットリフト法という手技を使う場合があります。この際、振動を与えますので、これが”めまい”の原因になる場合があるのです。ただ、暫くすれば治ります。

行いません。 骨の新陳代謝が盛んな時期にインプラントの治療は向きません。およそ20歳後以降です

理論的には出来なくはないですが、わざわざ妊娠中にする必要も無いと考えています。

できます。しかし、ご家族の方と話し合って行う必要が有ります。

審美性を考慮する必要があるので難しいです。それはインプラントの歯だけが長くなってしまったり、インプラントの歯の周囲の歯茎が下がってしまったりする場合に対処をしなければならないからです。

答えは、インプラントの前の歯が前方に移動したものの、インプラント自体の位置は変わらないので、結果的に隙間ができたのです。

上顎前歯のインプラントの場合は、歯茎が薄い人の場合、歯茎が下がりやすいのです。こうなると、銀色のインプラント自体が見えてくることがあります。これを防ぐ意味で歯肉を移植して厚みを増しておく場合があります。また、下顎の奥歯の場合、インプラントを埋める部分が動く歯茎になっている場合に、上顎の内側から硬い歯茎を採集してきて移植する場合があります。

硬い柔らかいは有ります。その分類も有ります。 硬すぎる骨の場合、血管が少ないのでインプラントが骨に接合しない心配も少し有ります。又、柔らかすぎる場合は、初期固定と言うインプラントが骨の中できちっと留まる事が難しくなり多少、予後に影響を与える事も有ります。

インプラントの歯周病、それがインプラント周囲炎です。 普通の歯が歯周炎(歯槽膿漏)になるのと同じ様に、インプラントも周囲に炎症を起こしてしまう事が有ります。どのような時に起こるかと言うと、やはり口の中が不潔な場合です。患者さん自身に正しい歯磨き方法を知ってもらうとともに、メインテナンスを定期的に受ける事により予防できます。

インプラント周囲炎の可能性が有ります。これはインプラントの周囲にプラークや歯石が付着し周囲組織に炎症を起こしてしまった状態です。 インプラントが動くようならインプラントを撤去して治療する必要が有ります。しかし動かない場合はインプラントの周囲をレーザーなどで清掃して骨補填材で覆っておくと治癒する事が有ります。

インプラント治療は多くの場合、インプラントのフィクスチャーと言う骨の中に埋まっている部分と、上部構造と言う歯に相当する部分に分かれています。それをネジで結合しています。このネジが緩む場合があります。この場合は、ネジを締めれば動きはなくなります。ただし、上部構造のな中に土台が存在し、それをネジで留めているパターンのインプラントの場合は、上部構造を壊してネジを締める必要があることがあります。

この場合は、インプラント自体が骨との結合を失って動いている場合が多いです。そのような時は、インプラント自体を抜去する必要があります。そして、暫くしてから新しいインプラントを再度埋める必要があります。

歯と歯の間の三角の歯肉を歯間(冠)乳頭と呼びます。 この歯間乳頭は隣の天然歯(自分の歯)の骨の位置に依存します。つまりインプラントになった歯を抜く時に、この部分の骨が失われてしまった場合は、この歯間乳頭は無くなってしまいます。また、インプラント同士が2本が並んだ場合、その間の歯間乳頭は失われやすいです。この歯間乳頭を再生することは残念ながら難しいのが現状です。

インプラントは金属ですので、放射線を通しません。よって白っぽく見えます。

だいたい予想はつきますが、インプラントメーカーはかなりあります。よって確定をすることは困難です。

年齢制限はありませんが、成長期には向かないとされています。 当院では20歳を超えてからにしています。 上限はその人の健康状態等によります。高齢でも、健康状態が良ければ問題がない場合が多いです。

インプラントは力をかけても動きません。その性質を利用して歯列矯正に使う事が有ります。しかし、通常のインプラントとは太さも長さも違います。矯正用は細くて短いです。 また、骨に完全に結合してしまうと外せない事もありますので、通常のインプラントと違ってブラスト処理と言う粗面処理はしていません。 日本では矯正用インプラントとか、マイクロインプラントと言われていますが、欧米ではTAD(Temporaly anchor device)と呼ぶのが一般的です。

インプラントは歯根膜という構造物がありません。よってワイヤーやゴムで力をかけても絶対に動きません。よって、矯正治療をする場合、現在のインプラントが矯正の仕上がりを考えた場合に理想的な位置にあればよいですが、そうではない場合は、インプラントを抜去して埋めなおしをする必要も考えられます。

インプラント周囲炎があり、動揺がある場合は、通常の歯より簡単に抜き取ることができます。それは普通の歯とは違って、寸胴な単純な形だからです。当然、麻酔をして行います。なお、再度のインプラント治療を予定している場合は、インプラントを抜き取った後の骨の周囲の不良肉芽という物質もソウハしておく必要があります。

自分自身で口の中を綺麗にしておく事です。そして定期的に歯科医院でチェックを受ける事が大事です。

オールオン4とは、片顎4本のインプラント、つまり上下8本のインプラントで、咬める部分を作ってしまう方法です。そして咬む部分は上下顎毎に、一体化されています。簡単に考えれば4本のインプラントで咬む部分を支えるのは必要最低限です。よって1本でもダメになると支えきれなくなります。

アメリカでは殆ど支持されていません。どこの大学に行っても評価は良くありません。当院では、この様な無理な方法は行いません。

奥歯に関しては、太いほうが良いです。咬む圧力に耐えるためであり、細いインプラントは撓む(たわ)むからです。しかし、上顎の前歯に関しては、あまり太いインプラントを用いると、歯の間の歯肉である歯間乳頭が出来なくなります。

奥歯には良い場合もあります。太くて長いインプラントを用いる事が出来ればよいのですが、下顎の奥歯の様に、下歯槽神経管と言う構造物までの距離があまり無い場合は、長いインプラントが使えないからです。この場合、インプラントと骨との接触面積を極力増やす目的で、可能な限り太いインプラントを採用します。

一般的には普通の歯よりは歯石は付着しにくい様です。しかし、歯石の付着する人はいらっしゃいます。この場合は、インプラントに傷を付けにくい銀製の超音波スケーラーチップを使って歯石の除去をします。ただし、インプラントに歯石が付着するような歯磨きの方法ではいずれインプラント周囲炎炎になる可能性があります。

インプラント周囲炎は、普通の歯の歯周炎に相当します。つまり歯槽膿漏と同じ深刻な状態です。 インプラント周囲粘膜炎は、普通の歯の歯肉炎に相当します。つまり歯茎が多少腫れているだけです。この段階なら、ブラッシングで治ります。 インプラント周囲炎はインプラント周囲粘膜炎からなりますので、インプラント周囲粘膜炎にしない事が重要なのです。

インプラントが動く場合は、インプラント自体を除去して、新しいインプラントに変えます。しかしインプラントが動かないで周囲に炎症がある場合は、インプラントの周囲を一層削ったり、エルビウムヤグレーザーの様な熱を発生しにくいレーザー装置で周囲を除菌します。

1~2本程度インプラントを埋めた程度の場合、1週間経ってもかなり痛いことはありません。通常は鈍痛程度です。

少し古い資料ですが、平成25年の資料によると、日本国内で生産や輸入されているインプラントの本数は、年間120万本。全てのインプラントが使われていないにせよ、数十万本が使われていると推計されます。

インプラントの上部構造とは、歯に相当する部分です。歯根に相当する部分がフィクスチャーと呼ばれる、インプラント本体です。このフィクスチャーを埋めて、暫くしてから上部構造を作ってネジやセメントで留めます。

セラミックや金属で作ります。

フィクスチャーと上部構造を留めるのに、ネジ(スクリュー)を使う構造の事を言います。これに対して、セメント(歯科用の接着剤)で留めるのをセメント固定と呼んでいます。

出来ればネジ留め(スクリュー固定)の方が良いです。
セメント固定は、上部構造をセメントを使って接着させます。このセメントが歯茎の間に残ることによりインプラント周囲炎の原因になることも多いのです。ただし、上顎の犬歯の様な場合は、ネジ留め構造にするとネジ穴が歯の表面にきてしまう場合があります。ただしこの場合でもレジンと言うプラスチックでネジ穴を塞げば、殆ど目立たない様になります。

インプラントを骨に埋めて、インプラントが動かないで骨に留まる事です。 この留まり方もトルクレンチやインプラントを埋める器具で、具体的に何ニュートンで埋まっているかを評価します。 上顎前歯は、インプラントの長さや太さにもよりますが、50ニュートンで初期固定が得られていると、インプラントに仮歯を即日取り付ける事が出来ます。

初期固定が得られない場合もあります。 そのため不可欠とは言いません。しかし有った方が良いです。

インプラントのトラブルは、埋めてから2年以内に集中している傾向があります。文献的なエビデンスは乏しいのですが、インプラントを埋めてから2年を経過している場合は、インプラントの動揺によるロストなどは少なくなります。

インプラントは普通の歯より細い。よって歯茎からの立ち上がりが普通の歯より細いためにに隙間が開きやすいのです。この問題を解消するために、インプラントはなるべく骨の面、ギリギリに埋めて歯肉を貫通する部分で直径を広げて歯茎の部分に隙間が無いようにします。

上顎の奥歯の直上には上顎洞と言う空洞があります。ここのそばに上顎大臼歯が埋まっています。この歯を抜いた場合、骨が吸収を起こして骨の高さが足りなくなるのです。この場合、上顎洞の中に骨を造る技術です。造骨の技術の中では比較的簡単に骨を造ることができます。

サイナスリフト法は上顎洞内に張り付いているシュナイダー膜と言う構造を上顎洞の骨から分離する必要が有ります。これを破らないように行う必要が有ります。このシュナイダー膜の厚みには個人差がかなりあります。これが薄い場合は破れてしまう事が有るのです。少々破れた程度では、コラーゲン膜等で補強する事で問題は起きません。
しかし大幅に破れてしまった場合は、中止をする場合があります。このシュナイダー膜は再生能力が非常に高い組織ですので、1か月から3か月後に再度のサイナスリフトを行います。

当院では、デジタル技術による光学印象器があります。これは非接触性のビデオ撮影装置です。このビデオ画像を基に正確な上部構造を作ることができます。シリコン印象と言う、歯が抜けるような思いをするような必要はありません。

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