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- 治療について - 歯科用CT

歯科用CT

歯科用CT(コーンビームCT)

医科でのCTはおなじみですが、歯科用CTも15年程度前に開発され、日本では世界で最も歯科用CTが普及しているとされています。

患者さんにとって医科用のCTと大きく違うところは、顎の周囲に特化したCT装置なので、立ったままで撮影する事が可能な事です。そして撮影時間も10秒程度です。

また、歯科用CTは骨や歯などの硬い組織を撮るのに適したように作られているのも特徴です。よって口腔がんの様な柔らかい組織の場合は医科用のCTのほうが適します。ですから、医科用のCTではCT値という評価方法がありますが、歯科用CTにはありません。久保倉歯科では2013年の改装に際して歯科用CTを入れ替えました。

何故、歯科用CTが必要なのか?

歯や顎の骨は立体なのです。例えば上顎の奥歯の場合は根が3本あります。頬側に2本、口蓋側に1本です。この様な場合、従来のレントゲンですと口の中にフィルムを入れて、歯を挟んで外側からレントゲンを照射します。こうなりますと、下図のY面方向しか撮影できません。そして頬側の2つの根と口蓋側の根がダブって映るのです。前後に撮影をずらして撮る方法もありますが、診断するには確証が持てない映像です。

しかし、歯科用CTは下図の様に、歯を3面と捉えて、どの位置でも0.2ミリ程度に薄く切ってみることができるのです。原理的にはレントゲンが照射中に数多くの記録をする事により、それをソフトウエア上で組みなおして合成した画像です。

CT概念図

それでは、どの様な場合にこれらの歯科用CTの画像が必要なのでしょうか?

歯の根は歯の種類により根の数などの傾向はありますが、同じ状態の歯は2本としてありません。根の中には根管という神経(歯髄)が入っている管が有るのですが、この状態は個々の歯によって全く異なるからです。よって歯科用CTが世に出る前は、凡その予想で根管治療を行っていたのです。しかし、現在では歯科用CTを根管治療の前に撮影をしておけば、根管の数や形態も頭に入れながら治療をする事ができます。特に、奥歯の根管治療には必須な情報になりました。また、現在では健康保険の適応も可能です。

インプラントは、骨の中に主にチタンで出来た人工歯根を埋め込み本来の歯の代わりにする方法です。30年ほど前は板状のインプラントが主流でしたが、現在では円柱や円柱の先が尖った円錐状の形態をしています。その直径は細いもので3ミリ。そして太いものになりますと6ミリ程度になります。これらのインプラントを骨に埋めますので、当然、このインプラントの太さよりも幅の広い骨が必要になります。少なくともインプラントの直径の2倍程度は必要になります。この骨の幅や形態を見るのに必要なのが歯科用CTなのです。歯科用CTが開発される前は、医科用のCTを術前に大学病院などに撮影しに行ってもらっていました。ただ、この場合はフィルムで提供された情報で、歯科医師が好きな位置で骨のスライス状態を見ることができませんでした。しかし現在では院内にCTを設置してありますのでその様な事はなく、またインプラント手術の術中にも撮影をしてインプラントの方向を確認できるようになりました。

 

歯周病の中でも、歯周炎という歯を支えている歯槽骨が吸収する疾患があります。以前は歯槽膿漏と呼ばれていました。この場合、通常のレントゲンでは影絵の様なダブった映像しか見られません。例えば、歯と歯の間の骨の中間部分だけが陥没するように骨吸収をしている事があります。この場合はCTを撮影しなければ正確な骨の状態は分からないのです。

 

上顎洞と言うのは副鼻腔の一つです。蓄膿症を起こす部分として知られていると思います。歯科の場合、上顎の大臼歯(奥歯)の根管治療がうまくいっていない場合に歯性上顎洞炎を起こす場合があります。つまり、歯が原因で蓄膿症の様な症状を表すのです。これにしっかりと診断を付けるのには歯科用のCTがなければできません。オルソパントモグラフィーという従来の歯科用のレントゲンの場合、上顎洞の部分はあまり見えないのです。そして歯が原因でない上顎洞炎とは区別がつかないのです。歯科用CTの場合、どの歯のどの根が歯性上顎洞炎の原因になっているのかも分かります。また、歯性上顎洞炎は抜歯でしか治らないと思っている歯科医師や医師も多いと思いますが、この歯科用CTの撮影により根管治療で治るかどうかも大方の予想は尽きます。

歯科用CT歯科用CT撮影装

 

 

 

 

 

 

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