学校では付けなくて大丈夫！

マウスピースは既製品です。主に就寝時に着用してもらいます。また、最初のうちはご帰宅してから付けていただいたほうが良いです。よって、学校では装着をしなくて大丈夫です。

歯並びが悪い原因は口の周りや舌の筋肉に問題が・・・

歯並びは、口の周囲の筋肉と舌の筋肉の影響を受けます。特に舌はその影響が大きいのです。このマウスピースを入れておくことにより、舌の異常な筋力をコントロールできます。また、マウスピースを入れて口を閉じる訓練をすると、口の周りの筋肉を鍛える効果があります。

成長期のお子さまに最適です

お子さまの成長に合わせて、無理なく矯正していきます。特に、小学校低学年生には最も効果的で、乳歯から永久歯への生え変わりがスムーズになります。この時期にマウスピースを装着しておくと咬み合わせが高くなる傾向があり（専門的には咬合高径の増加）、本格的な矯正をする場合でもお子様の負担が少なく済みます。なぜならば、成長が終わってから咬合高径を増加させるのはかなり大変であり、歯科医師自身のテクニックも必要になるからです。

このプレ矯正のみで正しい歯並びへと矯正されれば、本格的な矯正治療を行わなくても良い場合があります。（プレ矯正のみで正しい歯並びに改善されなかった場合は、（ブラケットによる）本格矯正に移行となり、その場合は割引き対象となります）

歯並びや噛み合わせを整えることは、見た目の美しさだけではなく、高齢化社会を生きる上で非常に大切な事です。歯並びが良い方が歯は長持ちをすることが分かっているからです。

うちの子に適してるのかな〜？

お子さまの歯の生え方、お口の中の状況を診察し、最適な矯正方法をご提案させていただきます。お口の状況や年齢によってはマウスピース矯正ではなく、FKOの様なオーダーメードの矯正器具を作った方が良い場合もあります。

適応する症例

● 乳幼児の反対咬合(はんたいこうごう)

下の歯が上の歯より前に出ている状態（受け口）。この場合、乳歯列でも装置を入れられれば数か月で効果が表れる場合も有ります。

● 叢生

スペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態（八重歯・ガタガタ・乱杭歯）。この場合は、咬み合わせを少しでも挙げておくと間接的に効果があります。

● 舌の癖

舌で歯や顎を前方に押しだす等のクセがあると歯並びや骨格にも影響をします。この場合、耳鼻科疾患（鼻づまり）が有る場合は、耳鼻科にも受診をお願いします。

● 小学生の出っ歯

上の歯が下の前歯よりも著しく前に出ている状態（上顎前突症）。出っ歯の殆どが下顎が後退している場合です。この下顎後退には、この様な装置は非常に効果的です。

● 鼻の疾患ではない口呼吸

いつも口をポカーンと開けている状態の改善

プレ矯正のメリット・デメリット

プレ矯正のメリット

● 歯型を取りません

8種類のマウスピースの中から、お子さまのお口に合うマウスピースを選びます。
歯型を取る必要がないので、お子様が嘔吐をすることも有りません。

● 装着感が良い

マウスピースは、シリコン由来の柔らかい素材で出来ています。
装着感が良く、お子さまのお口にとっても優しくできているので、嫌がらずに使うことができます。又、一部をカットしたり、熱により変形させる事による調整も可能です。

● 取り外し可能です。

装着は夜間が中心になります。最初のうちは就寝前の１時間程度は入れておいていただきます。ただ、ワイヤーの様なお子様が外すことができない装置ではないので、お子様の協力が不可欠になります。

プレ矯正のデメリット

マウスピースの取り外しが簡単なため、お子さまが自分で外せてしまうというデメリットがあります。
プレ矯正を成功させるためには、お子さま自身とご家族の理解と協力が必要です。お子さまに、矯正の大切さをお伝えいただくことがポイントとなります。私たちスタッフも、しっかりとサポートいたします。

また、プレ矯正だけでは完璧な矯正はできません。稀にマウスピースだけで終了をする場合がありますが、専門的に見れば改善をする程度です。よってある程度の治療が進みましたら、親御さんやお子様と本格的な矯正に移行をするかの話し合いが必要になります。

治療費用

※本格矯正に移行の場合は、正規治療費より58,000円割引になります。
※上記金額は税別です。

※敬友会の他の歯科医院（横浜市：都筑区、港北区　相模原市）に転院をしても治療は継続可能です。この場合、調整費用からのスタートになります。